円安で儲かる!?

為替の影響が利益に直結するのが商社です。

 

例えば、海外の鉱山、油田などを商社が購入しようとした場合は円高の方が安く買うことができます。

そしてその鉱山や油田経営が軌道にのるとそこで得られた収益は円安の方が日本円で換算した収益としては拡大します。
つまりすでに海外に投資をして軌道にのった事業については円安時のほうが収益を上げることができるようになります。

日本の大手商社が円安を追い風にしているのは、このためです。

 

 

円高になると、海外の人にとって日本製品の価格は高くなるため売れ行きが落ち込み、
輸出産業にとってマイナスに働きます。


逆に、円で海外のモノを買う場合には、
安く輸入できるため、プラスに働きます。円安の場合は、その反対の現象が起こるわけです。


【日本は資源を輸入し、モノを生産・加工して海外に輸出する特徴を持った国です。】


製造業を中心とする貿易輸出国である日本にとっては、

1、円高で企業業績が落ちることの影響は大きく、景気を冷え込ませる大きな要因のひとつです。

2、逆に言うと円安では企業業績が大きく上がり、景気も浮上させる大きな要因となります。

企業業績が下がれば、給与の削減、雇用の不安定等、私たちの生活に大きく影響しますし、法人税の税収が減ることで、財政にも影響が出てくるでしょう。

当然企業業績が上がれば、給与の上昇、雇用の安定など私たちの生活に大きく好影響を与えますし、法人税の税収が増えることで、財政にも好き影響が出てくるでしょう。


日本の景気が回復すれば受注する会社の業績があがり総合商社の仕事もどんどん増えるので結果的に1ステップ遅れますが業績は伸びてきます。